今だから言える、自分が℃-ute矢島舞美だったら潰れてた。
私は、2017年6月12日に解散した℃-uteという女性アイドルグループのファンです。
メンバー5人全員が好きだったのですが、中でも気になっていたのが矢島舞美さんです。
それには理由がありました。
矢島さんはこのグループのリーダーでした。
私は、そんな彼女に対して他のメンバーがたまに言う言葉がいつも気になっていました。
舞美ちゃんのために頑張ろうと思う
℃-ute解散の時期ですか?一番年上の子(矢島)がいるんで、その子次第かなって
それを聞いた時の私の気分はまさにコレでした↓
私なら、
みんなの人生、背負えないっすわ!
そう思うでしょう。
何かを選択し、それに向かって進んでいくのって大変なことです。
自分の人生だけでも、いっぱいいっぱいなんです。
青春時代を共に過ごしてきた仲間とはいえ、
10代、20代の大事な時期を歩んでいるメンバーに対して、
海外公演たくさんやって世界のみんなに会いに行きたい!もっと大きな会場でライブをやりたい!そう、東京ドーム行きたい!他にも叶えたいこといっぱいある!
だから、メンバーみんなついてきてv(≧∇≦)v イェェ~イ♪
とは言えないんです。普通の神経してたら。
私の好きな漫画「ちはやふる」でこんな場面がありました。
主人公「千早」の姉はミスコンに出るどの美人でしたが、グランプリを逃してしまいました。
それを受けての同級生「新」との会話です。
千早「お姉ちゃんがいつか日本一になるのが私の夢なんだ。」
新「ほんなのは夢とは言わんよ。自分のことでないと夢にしたらあかん。乗っかったらだめや。お姉ちゃんかわいそうやが。」
そう。乗っかったらダメなんですよ。
たとえ、最初に乗っかったとしても、きちんとそれは自分の夢にしていかないと。
言ってる本人が人のせいにしているつもりがなくても、
人のせいになっちゃうんですよ。
アイドルをやっていたら楽しいこともあるけれど制限もあります。
一人が他にやりたいことがあっても、グループでの活動を優先することになります。
これは、チャンスの芽を摘むことにもなりかねません。
4人分の決断を、たった一人の、年齢もそんなに変わらない同期のリーダーに託すのって酷すぎやしませんか!?
と、当時の私は感じていました。
しかし一方で、「舞美ちゃんのために」「舞美ちゃんが言うなら」って気持ちがなかったら、このグループってもっと早く解散していたんじゃないだろうかとも思います。
他にやりたいことがあるのに、続けるということは何か引っかかるものがないと難しいものです。
また、20歳を超えた℃-uteメンバーには色んな情報が出るようになりました。
萩原さんが「月刊文春砲LIVE #01」というネット番組で男性との写真を撮られたり、岡井さんがお泊り合コンとフライデーに報じられたり、その他にも……
私が矢島さんなら、℃-ute解散になってもいいの?と、メンバーのことを信じることができなくなったと思います。
同じ志を持てないならば、一緒にいても苦しいだけです。お互いに。
彼女なりに自分のアイドル人生について、
そして、メンバーのアイドル人生について悩むことはあったと思います。
そんなことおくびにも出さずに、ニコニコ笑って最後までリーダをやった矢島さん。
そんな彼女を私は、人として尊敬してしまうのです。